CROSSTALK社員座談会

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総合職
経営企画部Daisuke Sato佐藤 大亮 -
総合職
施設事業部Mayuko Fukunaga福長 真由子 -
総合職
箱根登山バス
(出向)Yuta Shimura志村 優太


私は2020年、福長さんと志村さんは2022年に入社して、みんな普段からよく食事に行ったりする間柄ですよね。お互いを良く知る関係ではあるけど、みんなはどうして小田急箱根を選んだのかを改めて教えてください。

私は出身地の神奈川県で観光業に従事したいと考えていました。なかでも箱根はやっぱり日本の代表的な観光地。もともと乗り物が好きだったこともあって、憧れの箱根で主要な交通手段を支えている小田急箱根を志望するのに迷いはなかったですね。小学校の修学旅行で訪れた箱根でロープウェイや海賊船を見たときのワクワクは、大人になっても強く心に残っていましたから。

私も神奈川出身ということもあり箱根は家族で毎年訪れていました。旅行も好きだったので観光業に携わって、自分も心に残る時間や体験を提供する側になりたい、と考えていました。それに、学生時代は外国語学習に力を入れていて、日本有数の観光地である箱根なら、自分の語学力が生かせると思ったのもありましたね。入社後は箱根登山バスの配属となって、今は箱根山崎営業所でバスの運行管理補助の仕事をしています。


語学力を活かせる場はある?

最近は特に海外からのお客さまが増えているので、英語などの外国語での窓口対応をする機会も多いですよ。外国人の方から電話がかかってくることもあるので、その場合はすぐに電話に代わるよう頼まれます。職場でも力になれているのはうれしいですね。

私は、生まれも育ちも箱根町。高校生のときに大涌谷の火山活動が活性化した影響で箱根の観光客が減ったことがあったのですが、生まれて初めて見る箱根の閑散とした風景を見たとき、ものすごい寂しさを覚えて。そのときに、これは単なる地元愛ではなく、「自分は人で賑わっている観光地箱根が好きなんだ」と気づいたのが大きかったですね。なので就職時も箱根を盛り上げる力になりたいと思ってこの会社を意識しました。


佐藤さんは入社にあたって、「火山活動の活性化でお客さまが戻ってくるのかな?」という不安はありましたか?

不安に感じることはなかったです。箱根で生まれ育ったから、自然と共に暮らすということが当たり前の感覚だったし、災害も含め「箱根はそういう場所」として捉えていたからだと思います。入社後、経営企画部の配属になって、その前年の大型台風被害や、コロナ禍で企業としての被害が甚大だったことに身をもって気づかされたわけだけど……そういった危機を乗り越える過程を間近で見られたことで、結果的に会社としての強さを学ぶ貴重な機会ではあったかな。


入社前も、箱根エリアにはよく旅行で訪れていたということだけど、二人とも入社してから小田原に一人暮らしすることになったのですよね。新しい生活を始めることに不安はありましたか?

そうですね。私はそれまで実家暮らしだったので、慣れない土地での一人暮らしは少し心細かったですね。でも、小田急箱根は家賃補助などの制度的側面も充実しているし、何より同じように一人暮らしをしている同期や先輩もたくさんいたので、不安は解消されましたね。

一人暮らしや結婚など、ライフステージの変化を補助してくれる制度は助かりますよね。私も結婚したときに、特別休暇1週間と、会社や共済組合からの結婚祝い金を受け取れたのはありがたかったです。それに制度だけでなく、周囲のサポートや温かい反応もうれしかった。結婚式には多くの上司・先輩・同僚が参列してくれて、夜中まで盛り上がったのが楽しかったです。


普段からお互いによくコミュニケーションを取り合う社風で、アットホームですよね。私は入社前に「人見知りせず、馴染めるかな」って不安に思っていたんですけど、みんな気さくに話しかけてくれて安心したのを覚えています。

休みはみんなしっかりとれていますか?

はい。個人的に小田急箱根は、繁閑や自分の仕事量・状況に合わせて有給休暇を取得しやすい雰囲気があると思います。私は推し活が趣味で、平日に遠方までイベントに行きたいときがあるんです。最初のころは有給休暇申請を上司になかなか言い出せなかったんですが、だんだん快く受け入れてもらえることがわかって、今は相談しながら取得させてもらっています。

私も趣味などの予定があるときは、有給休暇を申請しています。先輩たちも、たとえばお子さんの行事に合わせるなどそれぞれの事情で休みを取っているから、私たち後輩も申請しやすいですよね。


1~2時間だけ休みを取れる「時間休」の制度が使える部署もありますね。病院や銀行など営業時間が限られている場所へ行く用事があるときなどに活用しています。

在宅勤務が可能な部署もありますね。お子さんの体調が悪いときや、独身の社員でも都合があって出社できなかったときなどに在宅勤務日を設定できる。自由度の高い働き方の制度が整備されているのは安心ですね。



私の主な業務は運転士の勤務割の作成。運転士不足のなか、バスの運行を守るために、運転士のみなさんと信頼関係を構築しながら勤務割りをつくることに大きなやりがいを感じています。

箱根を走るバスは、多くの観光客のみなさんの足であり、地域のお客さまの暮らしを支える重要な公共交通機関でもありますね。仕事で特に心掛けていることはありますか?

バスの運行を守るという使命感と、運転士のみなさんとのコミュニケーションは大切にしています。たとえば運転士が病欠したとき、他の運転士に予定外の勤務を依頼することもあります。そんなときに「志村君が言うなら」と承諾してくださると、運転士のみなさんと信頼関係が築けているのかなと感じて、仕事の自信にもなります。


人との信頼関係を築くコミュニケーションは本当に大切ですね。私のいる経営企画部は小田急箱根グループや小田急グループ全体で取り組む仕事なので、いろんな関係者とのやりとりが多いんです。グループ会社といっても仕事はそれぞれ違うので、お互いの意思疎通、コミュニケーションはとても大切だと日々感じています。同時にグループ全体に関わる戦略的な仕事ができるのは経営企画という部署だからこそ。1社だけだと味わえないスケール感があって、とてもやりがいある仕事だと思います。

私は施設事業部という部署で、110年の歴史ある箱根強羅公園の管理の仕事をしています。仕事でやりがいを感じるのは、自分がお客さまの思い出づくりをお手伝いできていると感じる瞬間。イベントの企画などを通じてお客さまのリアクションを間近で見ることもあり、多くの人々に愛される場所を盛り上げている、という実感は何にも替えがたいですね。


私たちの仕事は箱根と一心同体。私が好きな「賑わっている箱根」の様子を見ると、小田急箱根がこれだけ多くの人に楽しんでもらえるものを提供できているんだと目に見えて実感できる仕事だと思います。

もうひとつ、小田急箱根は業務内容の幅広さも大きな魅力だと思います。入社後に初めて知って驚いたんですが、実は温泉事業も手掛けていて、強羅周辺のホテルや旅館に温泉の供給を行っているんですよね。電車や船、バス、ロープウェイなどの乗り物を運営しているだけでなく、さまざまな領域から箱根を支えている会社にいることを誇りに感じます。


箱根の出身ということもあり、私は地域への思いが強い方だと思います。だから、小田急箱根が掲げる経営理念<箱根に関わるすべての「ひと」を大切に「心躍る時間(とき)」を創造し、未来へつないでいきます>にお客さまや従業員だけでなく「地域のみなさま」が含まれていることには、心から共感しています。だからそれをしっかりと体現できる企業活動に貢献していきたいと思っています。

私は入社当時から「ロールモデルにしたい」と感じる素敵な先輩たちに囲まれてきたので、その姿を追いかけながら、自分も後輩が増えたときにいい刺激を与えられるような存在になりたいです。コミュニケーションの取り方や優先順位の付け方など、勉強になることがたくさん。見習いながら先輩たちに近づきたいですね。

今はバスの運行を通じて登山バスをご利用されるお客さまをお迎えすることをメインにしているけど、ゆくゆくは海外へ向けた施策の企画など、お客さまに箱根の魅力を伝える仕事にも携わってみたいな。そのために、今やっている仕事を通じて得られる経験は必ず今後に生きると思っていて。地域の人々やバスを運行する従業員の思いとともに、施策を一緒につくり上げてみたいですね。
