CROSSTALK社員座談会

エキスパート職
エキスパート職社員3人に集まってもらい、小田急箱根への入社理由や社内の雰囲気、箱根というフィールドの魅力などをざっくばらんに語ってもらいました。
社員座談会
member
  • 佐々木 信太郎
    エキスパート職
    鉄道部
    Shintaro Sasaki佐々木 信太郎
  • 常盤 朱音
    エキスパート職
    索道部
    Akane Tokiwa常盤 朱音
  • 渡 由成
    エキスパート職
    船舶部
    Yoshinari Wataru渡 由成

――小田急箱根に
入社を決めた理由は?

佐々木佐々木

私たちはみんなそれぞれの現場で働いていますし、今日初めて会うので軽く自己紹介をさせていただきます。私は今、箱根登山電車の運転士として小田原~強羅間を運転しています。2017年の入社当時は駅務係に配属され、その後車掌を経て、2024年に運転士になりました。

常盤常盤

私は2020年入社で、今はロープウェイが発着する大涌谷駅や早雲山駅で、ホームでの乗降案内、窓口での切符発売、ホーム設備の保守・点検などの業務をしています。ロープウェイが定期点検整備工事で運休しているときは、代行バスへのお客さまの案内・誘導もしています。

渡

私も常盤さんと同期で2020年入社。箱根海賊船に関わる業務として、発着する箱根町港の船舶部課員の仕事をしています。団体予約の管理や港でお客さまのご案内が主な仕事です。

佐々木
佐々木

同じ箱根エリアといっても、乗り物の種類が違うと、業務もそれぞれですね。ふたりはなぜ小田急箱根を選んで、今の職種に就くことになったのですか? 私の場合、学生時代にテーマパークでアルバイトをしていた経験と、大学で国内の地域おこしについて研究をしていたことから、観光地でその地域の人々の生活に密着した仕事がしたいと考えたことがきっかけでした。箱根町の基幹産業として、観光業と地域の足を支えられる小田急箱根がぴったりだと思ったんです。

渡

佐々木さんは、入社時から運転士を目指していたんですか?

佐々木佐々木

実は、入社当時はまさか自分が運転士になるとは想像もしていませんでした。でも、入社後に先輩たちの姿を見ていたら、電車を運行するという運転士にしかできない仕事に魅力を感じて、キャリアを広げる上でも挑戦してみたいと思ったんです。そこで、車掌として約5年勤務してから、研修と試験を経て運転士になりました。

常盤常盤

私は、父が鉄道会社に勤めているということもあり、運輸系の仕事に就きたいという思いから小田急箱根を志望したんです。世界中から人々が訪れる観光地の運輸機関に携わる有意義な仕事ということで、母もすごく応援してくれました。

渡

わかる! 観光地での乗り物という点に特にやりがいを感じるよね。その中でも、常盤さんはロープウェイを選んだのですね。

常盤常盤

もともとの動機はシンプルに「ロープウェイって珍しい乗り物だし、関わってみたい!」という好奇心でした。観光地ならではの乗り物だし、箱根ならではの特別感もある。ただ私が入社試験を受けていた2019年当時は、箱根山の火山活動が活発化していて大涌谷で立入禁止のエリアがあったり、大きな台風被害があったり、入社した2020年頃は新型コロナウイルスの感染が拡大していた時期。お客さまも少なくて、いつになったら観光客でいっぱいの箱根に戻るんだろうという不安はありましたね。

佐々木佐々木

私も、ちょうどその頃は車掌になったばかりのときでした。台風によって箱根登山電車の線路も大きな被害を受けて、箱根湯本~強羅間の電車が運行できない状況になってしまい戸惑ったことを覚えています。でも、約9カ月で線路が修復して、今となってはインバウンドのお客さまがすごく増えていてうれしいです。希望を捨てずに復旧に努めたからこそ、今のお客さまで賑わった箱根の光景が広がっているよね。

常盤常盤

そうですよね。厳しい状況から立ち上がるたくましさって、小田急箱根全体に流れる「どんな状況であっても、目の前のことをやろう」という前向きな社風があるからこそだと思います。

渡

そのスタンスは入社してみてすごく実感しました。観光地だからこそ自分たちも楽しんで働く気持ちを大切にしようという社員一人ひとりの思いが、ポジティブな社風に結びついていると思う。私自身も、小田急箱根を選んだきっかけは「『海賊船』で働くのって楽しそう!」と感じたから。入社前はどんな仕事内容なのかとか、自分に向いた業務なのかといったところは不安に感じていたけれど、先輩たちが積極的に教えてくれたり、質問しやすい雰囲気をつくってくれたりしたので、今ではのびのびと働いています。

――社風や制度、どんなところが
気に入っている?

佐々木佐々木

社風に関する話が少し出ましたが、小田急箱根のどんなところが気に入っていますか? 私は、アットホームな雰囲気がいいなと思っています。私の職場は夜勤があったりして泊まりもあるので、夜食を食べながらお互いたわいもない話をして仲よくなるんです。それから箱根登山電車の場合、運転手と車掌はペアになると1日中一緒に行動することになるので、絆が生まれやすいのかなと思います。

渡

私の職場もフレンドリーな人が多いですね。私は船舶部で勤務していますが、入社してすぐに箱根ロープウェイのフットサルクラブに誘ってもらって、ロープウェイのみなさんとも交流しています。そういった社風が、勤務中のいい雰囲気にもつながっている気がしますね。

佐々木佐々木

覚えていることは、車掌時代に新人車掌を迎えたときに先輩に言われた「教えるほうも勉強だ」というひと言です。教える側も学ぶ身だと思うからこそ謙虚でいられるし、新しく入った人は周りの人がサポートして当たり前という意識が自然に定着していると思う。

常盤常盤

仕事の悩みごとがあったときも、周りの人に話しかけて、すぐに解決することができるのもいいところだと思いますね。社風のほかに、制度について気に入っていることはある?

渡

私は最近結婚したばかりなんだけど、結婚祝い金や小田急共済の贈与金の支給がとても助かったな。また、男性の先輩社員で育児休業を取得している人も多い。将来もしも自分のライフステージがそうなった場合も、育児休業を取得したいと思っています。

佐々木佐々木

会社として、育児休業など長期休業者が出た場合にほかの人で回していけるようシフトを変えやすい仕組みが確立されているので、休みを取りやすいんですよね。それに、登山電車の乗務員でいえば、復帰の際には指導職の乗務員と一緒に一定期間乗務して、業務の勘を取り戻す時間をしっかり確保していることも、育児休業取得の安心につながっているんじゃないかなと思います。

常盤常盤

有給休暇も取りやすいと感じますね。事前に申請さえ出していれば、基本的にはそれに則ってシフトを組んでもらえるし、お互い譲り合って都合のいいスケジュールで勤務できています。

――箱根というフィールドで
働くことについて

佐々木佐々木

私は大学で観光学科に通っていましたが、授業内でも「箱根はすごい観光地だ」ということを聞いていました。海外観光客にとって、玄関となる成田空港から東京へ移動し、京都に至るという日本観光のゴールデンコースにおいて、箱根はその導線上に位置している。そういった恵まれた立地だからこそ、多くの方々に足を運んでいただけるんだよね。この日本を代表する観光地を支える乗り物に携わっていることに、やりがいを感じています。

渡

箱根は交通網が充実しているから、電車でもバスでもいろんな方法でまわることができるうえ、温泉、宿、美術館、景勝地も充実している。そして、古き良き伝統を受け継ぎながらも、新しい文化を取り込んで進化を続けている。本当に多くの人々を魅了していると言えますね。

常盤常盤

そんな箱根の各エリアを結ぶ交通網であるとともに、ロープウェイや海賊船など珍しい乗り物を運営している小田急箱根には、やりがいを感じる仕事がたくさんあると感じます。「ロープウェイに初めて乗る」というお客さまも多いんですよ。その貴重な機会をできるだけ素敵に演出できたら、という気持ちで働いています。

渡

全国にはいろいろな観光船があるけど、箱根の海賊船は豪華な外観や、こだわった内装や装飾品など唯一無二の個性があって、“アトラクション”として楽しんでいただける乗り物だと思っています。私自身、毎日海賊船のそばにいるけれど、乗船するたびに「何度乗っても飽きないな」って新鮮な気持ちになります。

――今後の目標や
キャリアプランについて

佐々木佐々木

私は運転士になってまだ1年経ってないので、今後は運転技術をさらに向上させていきたいと思っています。先輩の運転技術を見学していると、自分のスキルはまだまだだなと思うし、難しいからこそやりがいを感じるんですよね。入社してから8年目になるけど、運転士として新しいチャレンジができてうれしいですし、今後も運転士に限らずさまざまな経験を積みたいと思っています。

常盤常盤

私も、技術向上が目標です。工業高校出身なので、駅設備の保守・点検に関する作業が好きなんですよ。特に電気を専攻していたから、その知識や情熱を活かした活躍をしたいなと。

渡

私は、今日の座談会で改めて「お互いの乗り物の仕事って繋がっているんだな」と感じられて、それぞれの携わる業務が連携し合って箱根の足を支えているということが再確認できた気がします。さまざまな活躍の可能性が広がっている会社だと思うので、今後多くの経験をして仕事の幅を広げていきたいです。

※記載内容は取材当時のものです。

――最後に、就職活動中の
みなさんへ

佐々木佐々木

・Message・

私自身、就職活動中は焦りを感じることもあったものの、それでもこだわりを持って諦めずに続けられたおかげで、今自分が楽しいと思える仕事ができています。内定が決まった友人を見て慌ててしまうこともあるかもしれませんが、「これだけは譲れない」という軸を持つことが、納得して就職活動を終えられるカギだと思います。

常盤常盤

・Message・

まずは、やりたいことには迷わず挑戦してみてください。「やりたいこと」を目指して就職活動をすると、きっと「楽しい仕事」が見つかるはずです。小田急箱根には、幅広い業種があってさまざまな経験ができる機会も多いので、みなさんの「やりたいこと」もあるかもしれません。小田急箱根でお会いできるのを楽しみにしています!

渡

・Message・

もしも志望する業種や業務が分からなくても、「楽しいことがやりたい!」という気持ちがあるだけで、それが就職活動をする上での指針になると思います。私は良好な人間関係のもとで働くことが「楽しい」に結びつくと考えているので、そういう意味で、いい職場環境を求めているなら小田急箱根をぜひ、おすすめしたいですね。