誰かの旅に
自分がいる喜び


高校卒業後は自衛隊に入隊。やりたいことを仕事にしている同期に触発され、自分も子どもの頃から憧れていた鉄道の仕事に進むことを決心。自衛隊を除隊して東京の専門学校へ再進学ののち小田急箱根に就職、現在車掌職を務めている。
お客さまの思い出の
担い手、という仕事
地元の清水から近い鉄道会社を就職先として探していた際に出会ったのが小田急箱根でした。会社を知るために一度箱根を訪れてみたときに、箱根全体がテーマパークのように楽しめる場所だということに驚きました。登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船とさまざまな乗り物を乗るだけでも楽しく、温泉、美術館、豊かな自然もあります。景観もすばらしく、観光地としてみなさんが楽しめる場所なのだということを知りました。
都市の鉄道の仕事は通勤・通学といったお客さまの日常を支えるものですが、箱根登山電車はお客さまの非日常の思い出の担い手としての仕事ができます。子どもの頃から思い描いていた鉄道員の仕事がここにあると感じて入社を決めました。

お客さまの安全と快適を
一手に引き受ける
現在車掌として、主に車内アナウンス、ドアの開閉、車内巡回などを行っています。特に到着・出発時はホームのお客さまの動きを見ながらすべてのドアの安全をしっかり確認しなければならないため、常に気を張っています。また、最近では大きなキャリーバッグを持った海外からのお客さまもたくさんいらっしゃいます。急こう配、急カーブの場所でキャリーバッグが動いてケガをしないよう、車内巡回時に英語で注意喚起のお声がけをすることもあります。安全管理に加え、お客さまが快適に過ごせるよう車内の温度を調整したり、美しい景色のスポットをオリジナルでアナウンスしたりするなど、お客さまの楽しい旅を演出できる仕事でもあります。
将来は運転士を目指し、日々勉強中です。これからたくさんの試験や研修が続きますが、運転席に座れる日のためにがんばっています。


すべては「ありがとう」の
言葉のために
車掌は電車に1人だけなので、自分で判断しなければいけないことも多々ありますが、ルールや決まりを守り、安全を第一に考えながら、責任感を持って業務に取り組んでいます。また、観光地の箱根は初めて来る方も多いので、お客さまが安心して過ごせるよう心配りのある接客を心がけています。
あじさいの時期には見どころスポットの案内を自分で考えた言葉でアナウンスしています。あるときお客さまから「声が聞き取りやすくて、あじさいの魅力的な場所も教えていただけてとても楽しかったです」とほめていただきました。自分の工夫を喜んでいただけて、お客さまから感謝の言葉をいただけるときが一番うれしいですね。


- 1日のスケジュール
schedule - キャリアステップ
careerstep
- 12:42
- 出勤 アルコール検査、出勤点呼
pickup!シフトは15種類。毎月宿泊と日勤によるシフトが交互に組まれて勤務が続く。今回紹介しているシフトは最終電車のあと会社に宿泊するシフト。
- 12:52
- 乗務(箱根湯本~強羅間2往復)
- 15:45
- 待機
- 16:14
- 乗務(箱根湯本~強羅間1往復)
- 17:30
- 夕食休憩
pickup!箱根湯本の乗務員の宿泊施設で夕食。毎日お弁当を持参。
- 18:41
- 指定列車に便乗 小田原へ
pickup!小田原からの乗務になるため、箱根湯本駅から移動
- 19:02
- 乗務(小田原~箱根湯本間2往復)
- 20:20
- 待機
pickup!運転士と車掌は1日中ペアで稼働。休憩中の会話も多いので、お互いのプライベートまで話せる仲に。
- 21:08
- 乗務(小田原~箱根湯本間3往復)
- 23:04
- 退出点呼→会社施設で宿泊
pickup!翌日は朝6時に起床。昼12時までの勤務になる。


- 2022
- 入社 箱根湯本駅に配属
駅務係から、初級運転係へ
改札業務や列車監視業務、出札業務を担当 - 2024
- 登用試験合格
車掌見習登用試験合格後、総合運転所へ異動
2カ月の研修期間を経て車掌として勤務 - 2025
- 車掌業務を担当
● 休日の過ごし方 ●
2年前に買ったお気に入りの青いインプレッサで箱根や三島、伊豆をドライブしています。日帰り温泉やサウナにもよく通っています。

