線路を見守り、
安全を作り出す
プロフェッショナル

エキスパート職 鉄道部
Teruhisa Imaseki今関 輝久
〈 PROFILE 〉

小中高校はサッカー少年。建築業界だけでなく公共事業、鉄道など幅広い就職の選択肢があることに魅力を感じ、高校は土木科に進学。測量や設計など高校で身に付けた技術は、現在の線路保守の仕事にも役立っている。

入社理由

社員の優しい人柄に
魅かれて入社

土木関係の仕事を探していくつかの会社の見学に行きましたが、小田急箱根の社員の方々がとても親切で、優しく対応いただいたことに惹かれて入社しました。

実際に働いてみて、その温かい印象は変わっていません。丁寧に教えてくださる先輩が多く、分からないことがあればどんどん聞くことができます。鉄道の保守の仕事は仕事が多岐にわたり、覚えることがたくさんあるので、何でも相談ができる会社の雰囲気は働きやすさにつながっていると感じています。

現在の仕事内容

鉄道とケーブルカー全線の
施設を守る仕事

箱根登山電車と箱根登山ケーブルカーの軌道(線路)と土木建築構造物(橋・トンネル・駅舎など)の保守管理を行っています。2週間に1度は2~3日かけて小田原から強羅までの全線15kmを歩いて点検し、小さな異常も見逃さないよう、細心の注意を払っています。その結果を基に、必要な補修や交換作業の計画を立て、安全で快適な鉄道の維持に努めます。
私たちの仕事はミスが許されません。絶対に電車を止めてはいけないという思いで仕事に取り組んでいます。そのためにも仕事をする上で一番大切にしていることは計画性です。昼夜を問わず、作業に遅延が出ないよう限られた時間の中で効率よく作業を進め、万全の状態でお客さまに登山鉄道をご利用いただけることを心掛けています。

また、保守は必ずチームで働く仕事。1人だけで行うものはありません。周りの人たちと良い関係を築き、人の意見も聞くことも大切にしています。

仕事のやりがい

緊張感のある仕事
だから達成感も大きい

私が担当する仕事は、ときに電車の乗り心地に影響を与えることもあります。特にレール交換工事では、寸法を検討したり、新しい材料を取り入れたりしてみるなどの工夫をしながら、上司とともに図面を作り上げていきます。新しくなったレールの上を運転した乗務員の方に「ここの乗り心地が良くなったね」と声を掛けてもらえるとやりがいを感じますね。

また、夜間作業はとても緊張感の高い仕事。どのような状況であっても必ず時間内に終わらせる必要があるので、職員が一丸となり、念入りに準備をして取り組みます。レール交換は3~4人、トンネルや橋梁保守といった大きな作業になると外部の会社の力を借りて20人以上の作業になることもあります。ミスが許されないだけに、時間内に作業が終わったときは、毎回みんなと一緒に達成感を感じています。

  • 1日のスケジュール
    schedule
  • キャリアステップ
    careerstep
8:30
出勤 ラジオ体操
9:00
検査・保守作業(現場・設計・検査など)

pickup!検査で線路やトンネルなどの現場に出るだけでなく、補修の設計や検査結果をまとめるといったデスクワークもある。

12:00
昼食
13:00
検査・保守作業
17:15
退勤

pickup!列車運行が終了してからの夜間保守作業のシフトも1カ月に5~6回ほどある。

2018
入社
鉄道部 施設区 技術係

箱根登山電車・登山ケーブルカーの軌道、土木構造物の保守管理に伴う検査
修繕業務、軌道・土木工事の立ち合い業務担当

2024
同 鉄道部 施設区 技術係

外注工事の設計担当

※記載内容は取材当時のものです。

休日の過ごし方

休日は友人とフットサル大会に出て体を動かしたり、ボウリングをしたりして遊んでいます。ゲームをしたり、アニメを見たりしてゆっくり過ごすのも好きです。

my favorite place箱根のお気に入りの場所
早川の橋からの景色。
仕事で線路から見ると、下も見渡せてすばらしい眺めです。
休日の過ごし方

Special Contents 01

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