小田原出身の私にとって、箱根は幼い頃からずっと身近な存在でした。将来は箱根に携わる仕事を通じて、地元を活性化できたら、という思いが生じてきたのも、自然なことだったと思います。
また、同時に海外への憧れもずっと心の中にありましたので、就職活動では運輸や流通関係の業界を中心に考えていました。箱根は国際的な観光地であり、小田急箱根ホールディングスならば、インバウンド促進の仕事に携われるのではないかと考え、入社を決めました。
入社後は研修を経て、経営統括部経理グループに配属されました。経理の担当でしたので財務諸表作成等の決算業務を主担当として従事し、また銀行からの入金や振込の手続きに携わることができました。経理という業務は“お金”を通して会社全体を見ることです。非常に責任のある業務で、常に緊張感を持って取り組みました。数字を通じて会社全体を見る目が養われたのは、とてもよかったと感じています。

箱根と言えば、やはり温泉。現在私は箱根登山鉄道の施設事業部で温泉事業に携わっており、箱根の代名詞である温泉に様々な形で接しています。具体的な業務としては、当社が保有・管理する箱根のホテル・旅館等への温泉供給契約提携業務や、月次、年次での精算・予算管理業務、また現業補助業務等に従事しています。その一方で施設事業部では強羅公園の運営管理も行っております。異動してまだ間もないこともあり、毎日新しい業務に出会っているというのが正直な感想です。勉強することも多く、常に学ぶ姿勢を大切にしています。
特に温泉の供給契約には権利関係や法的な解釈が不可欠となります。中には簡単に解決できないような、複雑な問題もあります。お客さまの事情は様々で、それらをしっかりと理解した上で交渉を重ねていかなくてはなりません。難しい交渉であっても誠意を持って調整を進め、無事に契約締結に至ったときは、大きな充足感が得られます。

日々の仕事の中には、まだわからないことも多く、人に相談することは欠かせません。その点、職場の雰囲気はとても風通しがよく、先輩との上下関係の垣根も低いので、何でも質問できる環境です。どんな些細なことでも報告は忘れないようにしており、先輩や上司からは常に的確なアドバイスをいただいています。
今後は、入社当初から興味を持っている、企画や営業の仕事に挑戦したいと思っていますし、労務や総務の仕事にも興味があります。人とのつながりをとても大切にしているのが小田急箱根ホールディングスという会社。私もこの環境の中、人とのコミュニケーションを大切に、自分を磨いていきたいと思います。